【叙述トリック短編集】フェアな叙述トリックはお楽しみだらけ！(書評)
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【あらすじ】
以下6篇。
・ある会社のトイレで密室での犯行！？
トイレの詰まりを直したのは誰？探偵別紙さんにより明らかにされる意外な犯人の素性と理由。更に意外な状況とは？
・あるブログの写真だけで惹かれた女性が同じ大学の人！？大学で見かけた気になる男性は写真同好会の友人の兄！？そこへ部室でトラブル発生。別紙さんがスパっと解決！？
・山荘に駆け込んだ強盗4人組とたまたまそこにいた日本人2人。そこへ1人が死亡し仲間割れが発生しクローズドサークルの展開へ。別紙さんと私は！？
・バーテンダー別紙さんに、ある話の謎解きを仕掛ける私。ある殺人事件のアリバイの謎とは？
・多国籍な学生達が住む貧乏荘で「海参」紛失事件が発生。別紙さんにより暴かれる疑惑の人は誰？
・別紙さんの探偵事務所に大物政治家からの依頼。「有名モニュメントに悪戯する犯人を捕えよ！」次なる対象は巨大こけしモニュメント。監視中の中、落書き発生！別紙さん達の逆襲は！？
【評価/感想】
評価：★★★★☆
ゆるーく楽しめる叙述トリック短編集。コミカルに楽しめました。
あらかじめ叙述トリックがある事は意識しながら読む為、衝撃度は弱め。それでも面白い。
叙述トリックはアンフェアなんて言われているますよね。でもこの作品は宣言がある以上、フェアなんです。
ま、私はたとえアンフェアでも大好きで、むしろアンフェアな方が衝撃度が強くて好きなんですけどね。(個人的には身構えて読んだせいで★4つ感)
似鳥鶏さんは初読でした。コミカルな文体が魅力的ですね！シリアス物もあるのか？含め、読み漁らないといかんですね。また積読が増えそうだ…。
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