【静おばあちゃんと要介護探偵】どんでん返しの帝王はどんなもん?(書評)
静おばあちゃんと要介護探偵
(著:中山七里)
80歳の元女性判事と70歳の経済界のドン。
元東京高裁判事と傍若無人な要介護探偵 "老老コンビ" による痛快短編ミステリー。
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【あらすじ】
以下5篇。
・5年前に出来たモニュメントの中から死体が!しかし死亡推定時刻は昨日…。
・町内の高齢者を狙った詐欺講演会。潜入を試みたが、控室で詐欺師が襲われた!密室の中、どうやって?誰が?
・認知症の父の万引きに悩む貸コンテナ業。その万引きの理由は?
・女学校時代の同級生が密室で一酸化炭素中毒死。2ブロック先でもガス漏れ事故。原因は香月地所の施行ミスか?愛岐ガスの配管ミスか?それとも…?
・香月地所が携わるミッドランドパーク建築現場で、クレーンから鉄骨落下による事故死が発生。死亡したベトナム人作業員に不審な縫合痕。作業員派遣元はヤクザのフロント企業。
その裏には?
【評価/感想】
評価:★★★☆☆
まあまあです。すらすらと読めた。
玄太郎爺の暴走っぷりはなかなかのエンターテイメントでした。静おばあちゃんは振り回されて。って感じですね。
「どんでん返しの帝王」こと中山七里作品ですけど、どんでん返し感は無かったですね。
私が鈍感だったかもしれませんが。
中山七里ファンとしては物足りない。もっと他をおすすめしたい。また読み返して書評を書こっと。
以前読んだ「テミスの剣」の高遠寺判事の引退後という事でしたが、相棒?の香月玄太郎も「さよならドビュッシー」に登場しているのですね。
「さよなら…」ほ未読でした。そっちも読まんとかんね。
読書に「○○繋がり」は大事ですね!
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