【オクトーバー・リスト】どんでん返しの魔術師はどんなもん?(書評)
オクトーバー・リスト
(著:ジェフリー・ディーヴァー)
最終章ではじまり、ラスト2章で真相を明かす驚嘆必至の逆行サスペンス。
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【あらすじ】
・第36章から逆順で進み、第2章でどんでん返し!
・娘を誘拐された女性に誘拐犯が迫り、別件絡みで刑事も迫る。に至った経緯がだんだん明らかになり…。
・更に経緯が進み?(戻り?)、事の始まりが明らかになり…え?…ん?
【評価/感想】
評価:★★★★★
面白かった。ラスト2章でのどんでん返しが炸裂し、2度読み必至!
ただし、中盤まで(慣れるまで?)読みにくい。
逆順で進むシステムが理解できず、全然内容が入って来ない!
「ちゃんと章ごとに理解する事」「次読むのは今の章の前段だ!と言い聞かせる事」
毎回思い直さないと頭に入ってこんのよね。
さて内容ですが、
誘拐犯は「オクトーバー・リスト」を要求。イケメンと共にリスト確保に奔走する女性と、女性達を追い詰める刑事。
章が進む(戻る)につれ、イケメンとの出会いと刑事が追う理由が明らかになる。
そして遂に第2章で筋書きが明らかになり、そういう事かー!って感じ。
その勢いで最後、第1章に突入。え?って感じ。
最後(最初?)の言葉と最初(最後?)の言葉を読み返す事になります。
外国人名が覚えられない、という苦手意識があるので、なかなか食わず嫌いだった海外作品。
実は「幻の女 新訳版」の解説に、「どんでん返しと言えばジェフリー・ディーヴァー」って書いてあったのと、今月の新刊に並んでいたのとで、巡り合い購入。
途中はよく分からなくなり、読みづらかった〜。
でも後半は進む進む!
結果、どんでん返され、満足満足でした。
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