40代サラリーマン 書評ブログのはじめ

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読んだら残したい。個人の主観で書き綴ります。

【東京棄民】東京"逆"ロックダウン!(書評)

東京棄民

(著:赤松利市)

 

感染爆発の東京に取り残された人々の争い

 

 

 

 

 

【あらすじ】

・感染爆発を起こしている新型コロナウイルスは東京固有の株で、その名も「東京株」。政府は「東京"逆"ロックダウン」を実施し東京を見捨てる。マンガ喫茶に寝泊まりするイサムは避難の機会を逃してしまう。そして、同じく逃げ遅れたヒカル、一部のホームレスとともに無法地帯の東京の中、マンガ喫茶で生活を始める。

・イサムは政府広報室のサイトからメッセージを受け、浅草寺に形成されるニワカホームレス達の階級社会の調査を指示される。

・尊師として祀り上げられているタハラという女性、そして実権を握る警備隊長のイッペイ。毎日行われる乱交と死人を焼くバーベキューパーティー。秘密を知ったイサムはイッペイから脅迫される。

・そして自衛隊の救援部隊が到着。浅草寺のリーダーを連れ帰る任務の救援部隊は、タハラを連れ帰る。

 

【評価/感想】

評価:★☆☆☆☆

 期待外れ。

 パンデミックのパニックエンターテイメントを期待しましたが、特にパニック感もなく、無職のおじさんが、とある閉鎖的社会へ潜入するというお話。潜入といっても特にドキドキ感は感じられず。。。

 話には関係ないけど1頁で萎えた。昭和51年生まれをゆとり世代と称していたからだ。昭和51年生まれはゆとり世代ではない!就職氷河期世代は正しいけど。同世代の私はそこに引っ掛かり、どうしても内容が入ってこない。最後まで、その設定が一番の違和感!である。

 全体的な設定にリアリティを感じられない。ネットカフェ難民事情はリアリティがありそうですが。

 あと、無駄に下ネタワードが多いというか、品が無い。